普段の片付けや年末の大掃除とは違って、遺品整理は長い人生の中でも、あまり経験することのない大変な作業となります。
しかし、親族の方が亡くなってしまった場合には、避けることができないものであり、遺品整理をする方法をご検討中だという方も多いのではないかと思います。
そんな方々に向けて、今回は遺品整理や遺品整理を行う方法について、詳しくご紹介したいと思います。
現在、遺品整理についてご検討中の方だけではなく、自分自身の遺品整理で親族を困らせたくないとお考えの方にも必見の情報が盛りだくさんになっています。
ぜひ、参考にしてみてください。
遺品と遺産の違いとは
親族が亡くなった場合に、よく聞く言葉が「遺産相続」だと思いますが、「遺品」と「遺産」は何が違うのかお分かりでしょうか。
「遺産」とは亡くなった人が残した財産のことを指す言葉であって、現金や預貯金、不動産の他にも、死亡保険などをはじめとする保険金や著作権などの権利のことを指します。
それに対して「遺品」とは故人が生前所有していた全ての物のことであり、一般的に財産的価値がほとんどないものを指すことが多いです。
遺品整理とは
遺品整理とは、遺品を整理することであり、単なる整理や廃棄とは違った作業になります。
大切な故人が遺した品物を「形見として遺族の手元に残す品々」と「供養して処分する品々」「廃棄する品々」に分類しつつ、その行為によって遺族が気持ちを整理するための重要な作業なのです。
遺品整理を行うタイミング
故人を悼むために、じっくりと時間をかけて遺品整理を行いたいと考える遺族の方が多いかとは思いますが、遺品整理を行うタイミングは故人の住居のスタイルによって大きく変わってきます。
故人の住まいが持ち家だった場合は、必要に駆られて退去する可能性が低いので、四十九日の法要などの遺族が集まるタイミングで話し合いながら整理するケースが多いようです。
しかし、故人の住まいが賃貸の場合は、退去するまで家賃が発生するので、早急に遺品整理を行う必要がでてきてしまいます。
自分で遺品整理を行う場合
故人を悼みながら自分自身で遺品整理を行いたいという人もいらっしゃると思いますが、その場合には次のようなメリットとデメリットが考えられます。
◆メリット
①費用が抑えられる
自分で遺品整理を行うメリットは費用を抑えられることで、自治体のクリーンセンターなどに自分で持ち込めば、廃棄する品々を安く処分することができます。
②自分のペースで行える
自分の気持ちが落ち着いたタイミングや手の空いた時に、故人を悼みながらじっくりと時間をかけて遺品整理を行うことができます。
◆デメリット
遺品整理を自分で行う場合にはメリットがありますが、デメリットもあるので注意が必要です。
①時間がかかる
自分自身で遺品整理を行う場合には、時間をかけてじっくりと行えるというメリットがありますが、自分の気持ちを優先してしまうあまり、時間がかかりすぎるというデメリットが生じます。
②費用がかさむ場合がある
大型の家電や家具を処分する場合、運ぶためのレンタカーを借りたりする必要が生じるので、かえって費用がかさんでしまう場合もあります。
③体力的な負担が大きい
遺品は小さな物ばかりではなく大きな物もあるので、運んだり処分したりする際には、体力的な負担が大きくなる場合が多いです。
遺品整理を業者に依頼する場合
遺品を自分で行わない場合には業者に依頼することになりますが、その場合にも当然、メリットとデメリットがあります。
◆メリット
①心の負担を軽減できる
大切な親族をなくしたショックのまま遺品整理を行うことは、心理的負担が大きいですが、業者に依頼することで、精神的な負担から解放されることができます。
②アドバイスをもらえる
遺品整理業者は遺品整理のプロなので、相続の手続きやその流れ、最近多くなってきたデジタル遺品などの相談にも乗ってもらえて、アドバイスをもらうことができます
③遺品の捜索をしてもらえる
故人が亡くなったことによって分からなくなってしまった貴重品や不動産関連の書類などを、豊富な経験とノウハウにより探し出してもらえることがあります。
④遺品の供養をしてもらえる
多くの遺品整理業者では、遺品としてよく残されている仏壇や神棚・人形などを、供養してくれるサービスなどを行っているので安心です。
⑤遺品の買取りをしてもらえる
古物商許可を持っている遺品整理業者に依頼した場合は、そのまま捨てるとリサイクル料金や粗大ゴミ処理代などがかかる家電や家具などを、買い取ってもらえる場合があります。
◆デメリット
①自己処理よりも費用が掛かる場合がある
「自分で行えばタダだけど、業者に依頼すると費用が掛かる…」ということをお考えの方が多く、それが一番のデメリットとなります。
しかし、自分で行う場合でも、レンタカー代や不用品の廃棄代などの費用が必要になりますし、慣れない作業に日数が掛かるうえ、体力的にも大きな負担となります。
また、不用品を買い取ってもらえる遺品整理業者に依頼する場合は、買取金額とかかる費用を相殺してもらえる場合も多く、費用を抑えることもできます。
〇まとめ
いかがでしたでしょうか!?
遺品整理とその方法について、お分かりいただけましたでしょうか。
もしも、遺品整理でお悩みでしたら、ぜひ当店にご相談ください。
豊富な経験と知識を持つ当店のスタッフが、お客様のお気持ちに寄り添いながら、遺品整理に関するお悩みやご相談に対応させていただきます。
スタッフ一同、皆様からのお声がけをお待ちしております。